子どもが
なかなか話さない・
言葉の遅れが気になる
言葉の発達は個人差がとても大きいため、周りの子どもと比べて少し遅れているからといって、過度に心配する必要はありません。
しかし、2歳を過ぎて意味のある単語がまったく出ない、3歳半で2語文(「ママ・だっこ」など)が話せないという場合には、何らかの問題を抱えている可能性もあり医療機関などで相談した方がよいかもしれません。また、欲しいものがある時に自分ではなく親の手を引いて取らせるというクレーン現象が見られる時にも、注意が必要です。
気になる時には、お早めに当院にご相談ください。
当院では心理発達外来を
行っています
言葉の遅れは、自閉症スペクトラム症、限局性学習症などの発達障害を原因としていることが少なくありません。当院では、発達障害、および発達に関するお悩みに専門的に対応する心理発達外来を行っております。
医師の診療に加え、臨床心理士によるカウンセリングなども行っております。どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
子どもが
なかなかしゃべらない・
言葉が遅い場合に
考えられる原因
言葉の遅れの原因には、以下のようなものが挙げられます。
- 聴覚障害
- 知的障害
- 自閉症スペクトラム症
- 限局性学習症
- 精神運動発達遅滞
- 発音障害
- 構音障害
- 発語失行症
- 口蓋裂、口唇裂
- 愛情剥奪症候群、親の精神疾患など環境因子
子どもがなかなか
話さない・言葉が遅いQ&A
子どもが1歳4か月ですが、この時期に言葉が出ないということはありますか?
1歳4か月のお子さんで言葉が出ないことは珍しいことではありません。ただし2歳を過ぎても、意味のある単語がまったく出ないようでしたら、一度当院までご相談ください。
言葉などの発達について、1歳半検診の前に確認しておくことはありますか?
正しく現状を伝えられるよう、以下のような点をご家庭でチェックし、記録をとっておくことをおすすめします。
- 名前を呼んだ時、振り向くか・視線を向けているか
- 視線が合うか、コミュニケーションをとろうとしているか
- 親が指さしをした時、その先を見ることができるか
- 意味のある言葉が出るかどうか、どんな言葉を話しているか
- クレーン現象の有無
※クレーン現象:欲しいものがある時、自分で手に取る・指さしをするのではなく、親の手をとって、ものを指し示す現象を指します。自閉症スペクトラム症の子どもによく見られる現象です。