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寝てばかりいる・日中の居眠りがひどい

子どもが寝てばかりいる、日中の眠気がひどい

小学校高学年~中学生頃の10代で、昼間にあまりにも眠くなってしまうと学校生活に大きな支障が出てしまいます。授業中に何度も居眠りしてしまうと、不登校、遅刻、成績低下などに繋がることがあります。
子どもは大半の場合、自分からは悩みを言わないことが多いため、睡眠障害の可能性がある症状が現れていないかチェックしてあげましょう。

子どもが寝てばかりいる、日中の眠気がひどい
  • 寝ている時に異常行動を認める
  • しょっちゅう寝ている
  • 居眠りなど日中に寝てしまうことが多い
  • 朝起きられず機嫌が悪い
  • 疲労感が抜けない
  • ベッドに入ってからもなかなか眠らない
  • 夜中に何度も目を覚ましている
  • 夜中にパニックを起こす
  • いびき、歯ぎしりがひどい
  • 日中、ひどくイライラしている
  • ベッドに行きたがらない
  • 昼夜逆転の生活が続いている

当院では心理発達外来を
行っています

当院では心理発達外来を行っています当院では、心理発達外来を行っております。お子さんの発達障害、発達に関連するお悩みをはじめとするさまざまな問題について、医師・臨床心理士が相談を承ります。睡眠は、身体の発達、心の安定に欠かせないものです。気になる症状、様子がある時には、どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

心理発達外来について詳しくはこちら

子どもが寝てばかりいる、日中の眠気がひどい原因

子どもが寝てばかりいる、日中の眠気がひどい場合、考えられる原因はさまざまです。また多くは、複数の原因が重なっています。

子どもが寝てばかりいる、日中の眠気がひどい原因
  • 睡眠時間の不足、生活リズムの乱れ
  • ゲーム、スマホなどへの依存
  • 学校、習い事、家庭などにおけるストレス
  • エナジードリンクなどカフェイン入り飲料の飲み過ぎ
  • 自閉症スペクトラム症(アスペルガー症候群を含む)などの発達障害
  • 睡眠覚醒リズム障害
  • 鼻炎、口蓋扁桃肥大
  • 睡眠時無呼吸症候群

自閉症スペクトラム症に
伴う不眠症

自閉症スペクトラム症のお子さんには、寝つきの悪い「入眠困難」、夜中に目が覚める「中途覚醒」、本来より早く目が覚める「早朝覚醒」などの不眠症(睡眠障害)があると言われています。
自閉症スペクトラム症に伴う不眠症は一般的に幼少期に強く現れ、年齢を重ねるにつれて軽快していく例が多くなります。ただ、お子さんが夜中に目を覚まして泣いたり、不機嫌になることで、ご家族が疲弊してしまうことも少なくありません。
そしてお子さんの不眠症は、お子さんそして保護者さんの睡眠不足に直結し、日中のコミュニケーションに悪い影響を及ぼすこともあり、イライラなどの二次的な問題を引き起こす可能性もあります。
お子さんの睡眠状態を改善することで、自閉症スペクトラム症のお子さんを含めたご家族の問題を解消することにもつながりますので、気になった時にはお気軽に当院にご相談ください。

自閉スペクトラム症について
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注意欠如・多動症(ADHD)に伴う不眠と過眠

注意欠如・多動症(ADHD)に合併しやすい睡眠障害としては、不眠と過眠が挙げられます。
これは主に、興味のあることに夢中になると周りが見えなくなるという特徴から、睡眠や明日の予定のことを考えずに夜更かしをしてしまうことに原因があります。

注意欠如・多動症(ADHD)について
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起立性調節障害に伴う
日中の眠気

起立性調節障害は、自律神経の働きが悪くなることで、立つ時・立っている時に体や脳への血流が低下する病気です。
朝は交感神経が適切に活性化されないために、なかなか覚醒状態にならず、ベッドから起き上がれない等の症状が見られます。その後徐々に交感神経は活性化し、午後には問題なく生活できますが、今度は夕方から夜にかけて問題が生じます。活性化するのが遅れた交感神経が鎮まらず、なかなか眠気が来ないため、夜更かしや不眠、日中の眠気につながります。
また、部屋に夜一人でいる状態で眠気が来ない場合には、ゲームやスマホに手が伸びてしまうことも多く、これがさらに覚醒を持続させ、不眠、そして日中の眠気を悪化させてしまうものと考えられます。

起立性調節障害について
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